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2013年6月15日 (土)

花を愛でる

 先週の土曜日、新居浜に行く用が出来ました。ちょうどローカルニュースで
新居浜の池田池公園の菖蒲が見頃だと知り、ついでに行ってみました。
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菖蒲は地味なイメージがありましたが、これだけ様々な色が広範囲に咲いていると
うわぁと思わず声が出てしまうほど美しいです。

130608_133718

全体だけでなく、一輪ずつ見ても綺麗~heart01

夫はそれだけで帰宅するのももったいないと思ったらしく、
帰りに一宮神社(いっくじんじゃ)というところに連れて行ってくれました。
ここには国の天然記念物に指定された樹齢1000年の大楠があります。
この楠に住んでいた神使小女郎狸の話が木の横にかいてありました。
夫がここに連れてきてくれたのは、秋の新居浜太鼓祭りの時に
豪華絢爛な太鼓台の宮入で有名だからなのですが、
楠の御神木といい、神社全体を包む荘厳な空気といい、
気持ちを穏やかにしてくれました。

そして、翌日は雨がしとしと降る中、夫の会社近くにある『あじさいロード』に
行きました。
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これよりもっと長い距離です。

130609_140842
ほかの紫陽花とは種類が違うようで、花が重すぎて下の方が折れています。

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愛媛も空梅雨で雨が少ないせいか、咲ききる前に一部花弁が黄ばんでいる花が
あったのが少し残念ですが、
ここを車で通る人たちはきっと癒されていることでしょう。

2012年12月 5日 (水)

一足遅れの紅葉狩りだったけど

 大阪で迎える最後の冬になるかも…。
というわけで、こちらにいる間、京都で是非とも行きたいと思っていたのが、
瑠璃光院と東福寺。出来れば紅葉の時期に行きたいとずっと思っていた。
ほんとは先週行く気でいたけど、どうにも気分が乗らず、
3日月曜日に出かけた。両方は無理なので、瑠璃光院と詩仙堂へ。
紅葉にはちょっと遅いかなと思ったけど、大幅に遅かったcoldsweats02

 初めて乗る京阪電車。途中で犬と接触して車両点検のため3分遅れた。
犬と接触って初めて聞いたなぁsmile初めてだらけや。
出町柳で叡山電鉄に乗り換える。電車はワンマンカー。
乗る時は改札を通り、降りる時はバスと同じように車内で切符もしくはカードを通す。
各駅は無人ということかしら?電車が駅に着くたびに振り返って改札を探す。
こんな電車初めて乗った。11月末までだと、展望電車が走っていたらしい。
どうして先週気分が乗らなかったのだろうと後悔する。
八瀬比叡山口に到着。瑠璃光院は、やはり紅葉が散ってしまっていた。
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12月10日まで特別拝観出来ると言うことだったので、間に合うかと思ったんだけどなぁ。
Dsc00211
ここを通ろうとしたら、奥の部屋でこちらを撮影している人がいたので、
引っ込んで、しばらくしてから行くと、そのカメラマンがいたく感謝してくれて、
写真を撮るならこの場所がいいとか、あそこは撮ったかとか、あれこれアドバイスを
してくれた。あちらが持っていらっしゃる一眼レフと私が持っているデジカメでは
全く違うのに、熱心にカメラの構え方まで説明してくれる。
「そうですか?奥が深いんですねぇ。どうもありがとうございました。」と言って
立ち去ろうとするが、今度はご自分のカメラで撮った画像の露出を調整してみせて
下さる。「ほお~、へぇ~、そんなことが出来るんですか?ありがとうございます。」と
言ったけど、彼の話は終わらない。
言われたとおりのアングルで撮ったのが下
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どれがどう良いのか、おいらにはわからんよcatface

その後、詩仙堂に向かった。
一乗寺駅を出て、ひたすら詩仙堂を目指していると、警官が大勢いて
何だか物々しい。すると、「天皇陛下と皇后陛下が来られるので、曼殊院には
行けない」との情報が入った。「三時五分から十五分の間に通られる」
まだ、一時間以上あるが、周りの観光客はどことなく浮足立っている様子。
とにかく、詩仙堂に行く。
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こちらも紅葉は散ってしまっている。
若いカップルの女性が、「でも、下に落ちてる紅葉がお星さまみたいで可愛い~」と。
若いっていいわねぇ。おばちゃんには吐けない台詞よ~。
彼女の言葉に影響されたわけではないが、可愛い落ち葉をパチリ。
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詩仙堂を出ると、二時半。
帰るか?いやここまで来たら、ご尊顔を拝するべきだと思う。
横道に入ったところのパティスリーでちょっと休憩するつもりが
小さいお店なのでしばらく外で待った。一緒に待っていたご夫婦も、三時までそこで
過ごすつもりだという。
やっとよばれて中に入る。紅茶とケーキで1080円。ちと高いcake
件のご夫婦は三時に「お先に~」と言って出て行った。
私はもう少し紅茶を味わって、三時三分に店を出た。
お車が通る道にさしかかると、警備の人から、この辺で待つようにと言われたが、
これが結構よく見える場所。しかも、そこには先ほどのパティスリーの女店主が…。
目が合うと、「あははは~、来てますぅ~」と笑う。写メを撮る音がしたので、
「えっ?」と見ると「えへへ、練習しました」と。無線で、もうすぐ来られるというのが
聞こえると、沿道の人々に緊張感と期待感が広がる。
女店主と私はまるで旧知の友のように笑顔をかわし、「もうちょっと前に行こうか?」と
ちょっとずつ前に出る。

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ちょっとシャッターを押すのが早すぎた~。
でも、カメラ越しでは失礼だと、カメラをはずすとちょうど私の正面に車が来て、
天皇陛下と目が合った…と思う。皇后様もお年を召していらっしゃるが、とても美しい。
にこやかに手を振るお姿は、何とも言えない気品が漂い、その笑顔はごく自然で
見た人を幸せにするような、そんな美しい笑顔だった。
例の女性は「綺麗やったねぇ~heart01」と感動しきり。
駅に向かう途中でお土産を買おうとお店に入ったけれど、店員が全員興奮して
誰一人接客しようとしないwobbly 何も買わずに店を出た。

美しい紅葉は見られなかったけれど、もっと素晴らしい経験が出来て、
幸運な一日だった。

2012年11月 8日 (木)

姫路陶器市&播磨町大中遺跡祭り

 文化の日、友人夫妻と私たち夫婦と四人で会った。
最初は私の朗読の先生が所属した和楽器ユニット‘おとぎ’が大中遺跡祭りで
演奏するので、聴きに行くということから始まり、ちょうど姫路で陶器祭りがあるので
姫路まで出ようということになった。
「色んな陶器があるものだなぁ」「それにしても高いなぁ」
別に目が利くわけではないけど、そんな素人にも良いものとそうでないものの違いは
わかるものらしく、「これいいなあ」と思うと、手が届かないくらい高い。
でも、中には「これが何でそんなにするの?」と思うようなものもある。

 そんな中、現川(うつつがわ)の臥牛窯の作品には四人とも感嘆の声を上げた。
何とも美しく、ほれぼれするようなものばかり。
そのお値段もほかのとは桁が違う。そっと手に取り、値段を見せ合ってそっと置く。
「そらそれくらいするわねぇ」と納得いく位魅力的であった。
「こんなに高くても買う人は買うんやろうなぁ」
「誰かが買う瞬間を見てみたい。どんな人が買うんやろ?」とは私たち庶民の会話。
臥牛窯を見ることが出来ただけで、陶器市に来た甲斐があったと思った。

その後は、コーヒーを飲みながら四人で話した。
といっても、ほとんど夫が喋っていたけどねcoldsweats01
主に西条の祭りと温泉の話。友人のご主人は寝袋を持って遊びに行くと宣言。
西条はこちらよりかなり寒いらしいが、大丈夫なのか?
演奏の時間が近づいたので、近所の方の不幸があったという友人夫婦と別れて、
夫と二人で播磨町に向かう。しかし、駅から1.5キロという標識を見て唖然。
かなりの早足で歩き、やっと到着した。
途中で夕陽がさしてきて、演奏がより幻想的にheart04
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写真は小さいけれど、雰囲気は伝わるかな?

「琵琶の人が代表よ」「胡弓の人は『カムイ外伝』に出てたらしいよ」
「箏の人のたすき掛けが素敵だというファンがいるんだって」
「尺八が朗読の先生よ。声がいいでしょ?」
夫に説明する。
夫は胡弓も琵琶も良いけど、一番素敵だと思ったのは、箏の音色だったらしい。

演奏は祭りの終わり頃だったので、結局祭りの全容はわからずじまい。
一応来た気分を味わうために、竪穴式住居にちょこっと入ってみたwink
この日の歩数は一万四千歩以上。
夫曰く、「姫路は遠かったなぁ」
それはそうと、男どもは近々西条に集結するのだろうか?

2012年10月30日 (火)

西条だんじり祭り

 今頃ですが…西条でのお話。
西条に行く前に夫が色々資料を集めていてくれたのですが、夫も私も
15、16日という日にちだけを確認して、詳しい内容は見ていませんでした。
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 なんと、西条のだんじり祭りは深夜2時に始まるのです。
15日、2時から6時に伊曽乃神社境内でだんじりの宮出しというのがあります。
本番は16日。やはり深夜2時~5時に御旅所というところで宮出し。
練り提灯が見所!と書いてあります。
その後は市内各所を練り歩き、17時15分に加茂川に集結し川入り。
これが最大の見せ場でフィナーレとなります。
平日で地元の社員は皆休んでいるので、夫は休めません。
「えっ?じゃあ、いつ何を見に行くの?」
15日の夕食時、夫が「今から寝て、1時に起きたらええやないか」と言います。
いやいや、まだ7時ですよ。寝られるわけがないでしょ。と思ったら、
寝床に入った夫は5分も経たないうちに寝息をたてはじめましたhappy01
じゃあ、私も寝てみようかと8時頃床に入りましたが、なかなか寝られず、
9時半を過ぎてようやく眠りにつきました。
1時に、眠りの足りた夫がごそごそし始めまして…coldsweats02
1時半に車に乗り込みました。ま、運転は夫ですので。
臨時駐車場に車を停めて、約10分ほど歩いて御旅所に到着。
深夜にもかかわらず、すでに大勢の見物人が集まっています。

だんじりを担ぐのは男性、若い人が中心で、年配の人は綱を引っ張ったり誘導したり。
若い女性はだんじりの後ろを掛け声をかけながらついて歩きます。
この女性たちは何年か前から髪を盛るようになったそうです。
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最初は一台ずつ御旅所の本部と言うのでしょうか、その前に行って、
担ぎ上げをします。それを奉納と言うようです。
各だんじりは競うように、高く高く担ぎ上げています。
しかし、上げるのは良いけど、降ろす時にタイミングを合わせるのが難しそうです。
でも、その時に大きく傾くスリルもまただんじりの醍醐味のようです。
担ぎ上げの後は決められた場所にだんじりを持って行くのですが、
その時も勢いがついて、見物人が危険を感じてよけるのもちょっと楽しい。
早々と酔っ払いだかけが人だかが救護所に運ばれるのを発見。
少しずつ見物人が増え、警官の数も増えてきました。
そろそろ帰ろうかと来た道を戻りかけた時、夫が「東京ケーキを買わないと」と言います。
どうやら地元の社員に「東京ケーキは食べないけん」と言われたらしいです。
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昔あった(いや、今でもあるかも)野球カステラのような感じでした。
テントには『創業昭和53年』の文字。そんなに古くないし…catface

 1年に一度の大切な祭りらしく、参加者は皆楽しみながら盛り上げている様子。
何と言っても会社より優先順位が高いのですから。
祭りに込めた情熱は並々ならぬものがあると容易に想像できます。

ふと、夫の地元の祭りがどんどん人が減って、存続の危機にあることを思い出しました。
昔はお盆の帰省より、お祭りのための帰省を優先する人が多かったらしいのですが、
最近では、お祭りよりお盆に帰省する人が多いようです。
お祭りの中心になっていた青年団も団員がいなくなって、何年か前になくなったし…。
それでも、年配の人たちが何とか続けようと、小学生を引っ張り出したり、
若者が化粧をして踊っていた踊りを代わりにしたりと頑張っているようです。
でも、「おじいさんが化粧をした姿はひどかった」と評判はいまいちだったようで…。
本当ならうちの息子世代が頑張るべきなのでしょうが、ほとんどが外に出ています。
地元に残っている人でも祭りを盛り上げる気がさらさらないようです。
人口の違いがあるとしても、どうしてこんな差が出てくるのかしら?
文化会館の緞帳にもその絵が使われるほど、市を代表するお祭りだったのに。
何だか考えさせられました。

さて、すっかり睡眠のリズムが狂った私たち。と言いたいところですが、
夫は帰宅後お風呂に入ってすぐにまた就寝。寝ようと思う時に寝られるなんて、
ある意味特技ですね。
私はまた眠れません。うつらうつらし始めると、またもや夫が起きて動き始めました。
いいよなぁ、眠りの足りている人は。さっさと出勤していきました。エライ!
結局、寝たのかどうかわからず、どよよーんとおもーい頭を抱えて1日過ごすことに。
来年は、深夜は行かずに夕方の川入りを見に行くぞ~。
Photo

上は14日日曜に湯之谷温泉に入った後立ち寄った‘石鎚山ハイウェイオアシス館’に
展示していただんじりです。夫はまた新しい帽子を買ったようですcoldsweats02

 そして、西条から新大阪に帰ってきたときに、別のホームに停車していた
ドクターイエローも載せときますね。
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やっとこの目で見ることが出来て、ものすごくテンションが上がりました。
この数日間で一番テンションが上がった瞬間かもしれませんwink

2012年10月25日 (木)

明石海峡大橋ブリッジワールド

 西条のだんじり祭りのことを書かねばならないのですが、
その前に先日明石海峡大橋の主塔に登ったご報告をさせていただきます。

 
 天気が悪いと、この『明石海峡大橋ブリッジワールド』は中止になることも
あるようですが、その日は前日の荒れ模様の天気と大違いで晴天でした。
以前は遊び友達のUさんと出かけるときは、決まってお天気が悪かったのですが、
ここ一年ほど、天候に恵まれております。

 ところが、前日の夜に急に膝が痛くなり、朝起きた時は最悪の状態。
今日は無理かも…と思ったけれど、今日を逃すとたぶん二度と行く機会がないと思い、
とりあえず行ってみようと出かけました。
歩いている時は膝の裏が、階段を下りる時は膝頭あたりが痛く、階段を上る時のみ
何ともないという状態です。

 受付で手続きをし、決められた席に座って説明を受けます。
三人のガイドの男性がつく様子ですが、三人とも年配なので、
(これは歩けなくなったからといって、おぶってもらうのは不可能やなあ)と、
覚悟を決めました。若い男性でもこのおばちゃんをおぶって歩くなど無理でしょうがcoldsweats01

 まず、ブリッジウエアというベストのようなのを着ます。それにはポケットがたくさん
ついていて、イヤホーンガイドの本体を左の胸に入れるよう指示されました。
次にヘルメットを被り、携帯やカメラは配られた紐につけて首から下げます。
貴重品のみをポケットもしくは、用意されたミニリュックに入れます。

 準備が出来たところで明石海峡大橋が完成するまでをビデオで観ます。
その後、橋の科学館に行き、ガイドの方の説明を受けながらの見学。
このガイドの方たちは工事に携わったのか、少し誇らしげ説明しておられるように
見えました。専門用語や何万トンとか言われてもピンとはこないのですが、
冗談を交えながらの説明は楽しく、海の中に基礎を作って、こんな大きな橋を
架けるのは大変な作業だということは理解しました。

 
 そして、いよいよ出発です。
車が通る道の下、普段は作業の時に通るところを歩き、主塔に向かいました。
グレーチング通路という金網のところを歩くので、はるか下の海が
よーく見えます。一緒に参加した二人の友人(うえちんとミク友のひめ)も私も
高い所が大好きなので、テンションが上がりましたよscissors
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 約一キロ歩いて主塔に到着。エレベーターに乗り塔頂へ。海上289msign01
見よ、この素晴らしい景色
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本当に気持ち良かったですよ。(写真提供:うえちん)

見学を終えて席に戻ったら、机の上には塔頂での記念写真がついた
認定書なるものが置いてありました。

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私は平成24年に入って7473人目の参加者だそうです。
ちなみに足の痛みはいつの間にかよくなっていました。

その後、この見学のことを家族や友人に話したところ、
みんな「へぇ~そんなのがあるの?いいねぇ」と言ってくれましたが、
唯一「だいぶ前に行ったわ」ととくに関心を示さなかったのは母。
逆に一番関心を示して、自分も行きたそうだったのは夫でしたhappy01

 残り少ない関西での生活。
こんな風に思い出を増やしていっておりますよpaper

2012年6月29日 (金)

書写山に行きました

 夫は日曜日に無事車で伊予西条に着きました。皆様色々ありがとうございました。
わーい、のびのび出来るぞ~、気楽だぞ~となるかと思いきや、結構寂しい。あんなにうるさくて、腹の立つことがいっぱいある人なのに…bleah。夫もちょっとは寂しいと思ってくれてるかなぁ?独身生活を楽しみまくりだったりしてsmile ま、野球は好きなだけ見られるから嬉しかろう。「中居君の番組見せてよ~」というもんがいないもんねwink

 さて、先日姫路の友人が書写山に誘ってくれました。後一年、こちらで行きたいところに積極的に行きたいという私の要望を早速叶えてくれようとしたものと思われます。
話は変わりますが、Facebookeで9月に正倉院の見学があるとの情報をくれた人がいて、行きたいとコメントしたら、「一緒に行きましょう」なんてことになりました。しかし、朝が早いので奈良まで行くのは大変だなぁと思っていたら、別の友人が「車で迎えに行くよ」と言ってくれたのです。皆、一人になった私のことを気にかけてくれてるんだねと、夫ともどもありがたく思ったことです。

 話は戻って、書写山には月曜日に行きました。
書写山と言えば、高校の放送部で早口言葉の練習をしたときに出てきた「書写山の社僧正」を思い出します。
駅に迎えに来てくれた友人の車で、まずは腹ごしらえ。
品数が多い割にお値段がお手頃で、しかも個室なので周りを気にしなくてすむため、話がはずみます。ずっと喋っていたいけれど、折角姫路まで来たのだからと、重い腰を上げて出発。
 ロープウェイで山上に行き、バスをパスして歩いて坂を登りました。久々に会った友人と話したいのに息が切れて切れて…。すぐにベンチを見つけて、「ここに座ってちょっと景色を見よう」などと、早い段階で休憩をとりました。先が思いやられます。
仁王門をくぐり、てくてく歩くと思いのほか早く摩尼殿に着きました。
この先にスピリチュアルスポットがあると友人が言います。そういう場所にはまだ一度も行ったことがないので興味津々。
大講堂、食堂(じきどう)、常行堂の三つの堂があるところが、友人が言うところのスピリチュアルスポット。「この真ん中に立つとしんとした気分になって、好きなんよ」と彼女が言います。へぇ、どんな感じなのかなぁ?
ところが、よく喋るおばちゃんの団体(あんたらもおばちゃんやろとお思いでしょうが、明らかに私たちより年上の方々でした)が、そのど真ん中に立っています。何かを感じている様子は皆無です。またまた見つけたベンチに座り、彼女たちがその場所を明け渡してくれるのをひたすら待ちます。食堂の中に入る気配に、もうちょっとの辛抱やと思う私たち。ところが、食堂中に入りきるまで、いや入ってまでもにぎやかなこと、この上なし。
ようやく静かになって、その場所に立つと…。
何と表現して良いのか、崇高、荘厳、静謐……。今更ながら語彙力のなさを感じます。
大きくて古いその大講堂からくるパワーは、自分の抱えている様々な不満や小さな怒りがどれほど下らないものか、思い知らされます。もっと心を大きく広く持たなきゃならんなぁ。その場を離れるとしゅんと小さくなりそうですがcoldsweats01
いやぁ、良いところに連れて行ってくれた友に感謝です。
その後、奥之院の開山堂に入り、レントゲン写真に見入っていると、それが仏像の頭にお骨が入っていることの証明であることや、和泉式部の歌碑の内容など詳しく説明して下さる方があり、何だか得した気分でした。

 その後は、いつものようにお茶をして、話に夢中になっていると、五時を過ぎていました。駅まで送ってもらい、姫路銘菓「玉椿」を購入し、電車に乗り込みました。
先日新大阪と神戸間の運賃が高いことに気づいてから、お得な運賃を調べるようになった私。今回は、阪神山陽シーサイド1dayチケットが一番安いと判断し、阪神電車を利用したため、JRより時間がかかってしまいました。帰宅したのは8時頃。
こんな時間に帰っても、誰に気兼ねがないのは正直なところちょっと嬉しいhappy01
あれっ、最初に寂しいと書いたような気が…。
こんな感じで、別居生活初日が過ぎましたscissors

2012年2月20日 (月)

美(うま)し国へ

 毎年のように書いているけれど、私たち夫婦の結婚記念日は2月15日。
ここ何年かは、この記念日前後の休日に一泊の小旅行をするのが恒例化しつつある。
夫が会員になっている某ホテルから無料チケットが届いたので、これを利用すれば安くすむと、このホテルがある地域の中から、伊勢志摩を今年の行き先として選んだ。

 さて、近場ということもあり、毎度のことだが、朝はゆっくり出発した。途中の土山サービスエリアで、プール友お薦めの『甲賀もち』を食べ、「うん、美味しい~」と大満足でまた車に乗り込んだ。ふと、運転中の夫を見ると、中折れ帽を被っているwobbly その時点まで気づかなかった私も私だが、運転中まで被る必要があるか?と思い始めると、可笑しくて助手席で笑い転げてしまった。

 この中折れ帽のことはたびたび書いてきたが、夫はいまや髪の毛の一部のように、出かけるときは必ずと言ってよいほど被っている、帽子を被るために服装もジーンズではなく、スラックスにジャケット、コートを着るようになった。
私も随分見慣れて、隣を歩くことに恥ずかしさを感じなくなった。
何人かの方から、「どんなのを被っているの?」と質問されたので、以前夫が散髪に出かけている間にこっそり撮ったのを載せてみる。

Dsc00125 普通の中折れ帽でしょ?

 話は戻って、私があまり笑うので、最初は「ええやないか」と言っていた夫も、さすがに帽子を脱いで私に手渡した。

 しばらくして私は自分が重要なミスをしたことに気づいた。無料チケットを忘れたのだcoldsweats02
夫のことを笑っている場合ではなかった。まあ、忘れたものはしゃーないなあと気持ちを切り替え、旅行を楽しむしかない。

 まず、向かったのは伊勢神宮。数年前、友人と行ったときは、内宮しか行かなかったが、今回は外宮からお参りした。
外宮の駐車場はすぐにわかったが、内宮に向かうとき、カーナビが適当なところで放り出してくれたので、何だかわからない駐車場に停めた。しかし、これが結果的によかった。しばらく歩くと、個人がやっているらしい駐車場は有料(500円)だったし、内宮近くのパーキングは無料かもしれないけれど、ものすごく混んでいたのだ。 

 以前友と訪れたときは、販売を再開したばかりで、長蛇の列が出来ていた赤福本店は、あの時ほどではなかったが、やはり行列が出来ている。

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店の向こうは自宅か? 夫と二人で勝手に「赤福御殿やなあ」と写真を撮ってみたbleah

内宮もおかげ横丁も、平日(金曜)にも関わらず、人が多いのに驚いた。

 続いて夫婦岩。小学校の修学旅行以来である。確か二日目の朝早くに訪れたのだった。
腫れあがった目で写った集合写真を思い出す。あの頃は何の感動もなく、写真に納まった。結婚して32年目に突入して、訪れる夫婦岩。万感の思い…と言いたいところだが、寒くてそれどころではなく、そそくさとお参りをして車に乗った。何とも締まらん夫婦である。

 翌日は、まず大王崎灯台へ。
夫は灯台のあるところは、少し足を延ばしても、必ず訪れる。

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灯台はそれほど大きくないが、隣接している資料館がなかなかよかった。
景色は最高。
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続いては、鳥羽水族館。
規模はそれほど大きくはないが、これ以上大きいと飽きがきそうなので、ちょうどよい。
アシカのショーを見たが、肝心のアシカより、無理やり手を繋がれて嫌そうに逃げようとしているペンギンが一番受けた。
それでいて、アシカの水槽前では、それぞれの特徴を観察すると面白くて、夫婦ともに飽きもせず誰よりも長く眺めていた。
色鮮やかな魚も良いが、自分が知っているというか、食べたことがある魚を見ると、テンションが上がるのはなぜだろうか?
カエル、エビなどは、どこにいるのかわかりづらく、それを見つけるのも楽しいが、「あっ、ここにおる」「ほら、ここや」とだんだん声が大きくなる夫には閉口する。全然知らない親子に教えたりしている。
(渋さを演出する中折れ帽が泣くで、気さくで明るすぎるやないか)と、離れたところに立って思う。
スナメリの知能はどの程度なのか?一頭だけすごくサービスの良いのがいて、水槽前で愛嬌をふりまいていた。
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最後はミキモト真珠島
ここも四十数年ぶり。

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この前で集合写真を撮った気がするなぁ。

この極寒の中、海女さんのショーがあった。
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見物人は、「この寒いのに大変やねぇ」という思いが強く、彼女たちが海中で何かを獲って見せるたびに大拍手を送る。20分弱のショーが終わり、彼女たちが船に乗り込むと、「早く体を温めて~」と気遣う。それでも海女たちは、船上で見えなくなるまで律儀に手を振り続けていた。

 ホテルの朝食が多かった上、昼食をとるタイミングもなかったため、真珠博物館を見た後、隣接したレストランで軽く何かを食べることに。
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「あこやサンド」
美味しかったぁheart04
もし、ここを訪れることがあれば、ぜひ食べてみてくださいませ。

 結婚30年の真珠婚のとき、何も買わなかったので、ここで奮発して、夫にはネクタイピンとカフスのセット、私はブローチを購入した。
 女性は、こういう買い物をすると、嬉しいし満足なのだが、男性は「高い買い物をしてしもたなぁ」と思うようである。
「まあ、ええやん。これで私たちも子供に形見分けするものが出来たやん。家は田舎にあるから喜んでくれるかどうかわからへんし。」と夫の気持ちを引き立てようとするが、「こんな言い方あるか?」と自分でも思うcoldsweats01

 帰りは途中積雪地域を走ることになり、前を作業車(除雪のための)が走っていたので、とろとろと進んだ。
そのため、夫はかなり疲れた様子。
真珠のブローチを買ってもらったこともあり、自分でもこんなに優しい声が出るのかと驚くほどの声で、「お疲れ様」と夫を労った私であった。

2011年9月27日 (火)

長浜~~だけど、観光のことは何も書いていないよ

二つ前の日記の続き
 今回のホテルプランは「大人の女性のおしゃれステイ」というもの。どうやら部屋は洋室、夕食はフランス料理というのがおしゃれということらしい。
 ここは、中華や和食もあって、浴衣で食事もOKなのだが、フランス料理だけは、浴衣禁止なので、着替えないままお部屋でお喋り。すぐに六時になり、レストランに出向いた。ところが、クーラーがききすぎていて寒い。周りを見ると皆さん長袖で、ちょっとオシャレな服装に見える。半袖でラフな格好なのは私たちだけなことにちょっと焦る。
 次々と上品そうに運ばれるお料理。「白菜と鶏肉の○○でございます。下の方にはフレンチドレッシングで××しております。」すまし顔で頷いて見せるが、「今なんて言ったん?」「知らん、聞いたけど忘れた」という会話を何度か繰り返す。隣のテーブルで説明しているのに聞き耳を立てて、「○○て言うてるよ」「ふうん」。何故か薄笑いを浮かべながら口に運ぶ。この時、Uがぽつりと言った一言が的を射ていて笑った。「緊張して食べてると寒いのを忘れるねぇ」。
 部屋にいたときと違って、会話がはずまない。「お水はいつ注いでくれるんかなあ」「あっ、来た来た」「これ何?」「何かわからんけど美味しいね」「パンもらう?」ぜーんぶ料理がらみの発言だ。たまに外を見て「だいぶ暗くなったね」「あの灯り綺麗やね」と言うくらい。
 何とか恥をかかずに食べ終え、そそくさと部屋に戻る。少しお腹が落ち着いたらお風呂に行こうと言ったはずなのに、緊張から解き放たれたせいか喋りはじめたら止まらず、気が付くと11時。
 いくらなんでもお風呂に行かねばと浴衣に着替え始めたが、全員何だかもじもじ。「後で一緒にお風呂に入るんやから、気にせんと着替えようよ」とは言うものの、背中を向けたりして隠しつつ着替えた。
 ジムの更衣室などで、素っ裸で歩くおばさんや、下だけ隠しているおばさん、お風呂から出て、何故かパンツを一番最後に穿くおばさんを何人も見ている私は、友の恥じらう姿にほっとした。女性はいつまでたっても恥じらいを忘れてはならんね。
 お風呂から戻ってまたお喋りし、気づけば2時。おばちゃんがこんな時間まで起きていてはお肌に悪い。寝始めたが熟睡出来ない。私の携帯には6時過ぎにウェザーニュースが入ることになっている。その着うたがスマップの最新曲。しかも中居さんのパート。まだみんなが寝ている時間に、突拍子のない歌声が部屋に響き渡った。「ごめんね、みんな~crying」と心で詫びたが、その一時間後にはUがやってくれた。結構な音量でテレビをつけたのだ(本人は音を低くしたつもりらしい)。私は彼女のそういうところ、時々呆れるけど嫌いではないsmile おかげで朝から中居さんの歌を聴かせて申し訳ないという気持ちが楽になったし。

 テレビの音がしようとも、ひたすら寝る努力をしたが、ついに観念して起きたのが、8時半頃だったか。朝食はバイキングで気楽だったせいか、またまた時間を忘れてお喋り。気づくと駅への送迎バスの最終時間まであまり時間がないcoldsweats02 あわてて出発準備をする。
台風の影響で、今日は一日雨なのがわかっていたので、長浜の駅前をかるーく見て歩くつもりだったとはいえ、のんびりしすぎたと反省。

 長浜では、ガラス工芸が目を引いた。が、それほど広くないので、じっくり見て歩いても、すぐに端に行きついたので、カフェ叶匠壽庵にて休憩。

Photo
落ち着いた雰囲気のお店で、各テーブルの椅子が違うことにEちゃんが気づいて教えてくれたので、ちょっと店内を撮ってみた。
この反対側の窓からは蔵が見えていて、どうやらそれがこの店の売りだったらしいことを帰宅後知ったshock 全く逆方向から写真を撮るとは間抜けなことだ。
ここでも、「店が空いてるからええねぇ」などと言いながら、お喋り三昧。駅に戻りながら、もう一度気になるお店を見て、それぞれお土産を買って無事帰宅。

 とにかく、よく喋った。何を話したかは具体的に覚えていない。一つの問題について議論をして、結論が出ると言うような話ではなかったことは言える。かといって、無駄かと言うと決してそうではない。誰かの一言に納得したり、自分だけじゃないと救われたり、何かヒントを得たり、ただ笑ったり…。そして、喋ってる状態が楽しければいいんだ。

 気の置けない友人と過ごした二日間は、寝不足で疲れたけど楽しかった。毎日日曜日の私はともかく、後の二人は仕事をしているので、良い気晴らしになってくれてたらいいなぁと願っている。

2011年9月21日 (水)

近江八幡~彦根~長浜

 よく利用するホテルが九月は宿泊料半額キャンペーンをしていると知り、これは泊まりに行かねばと飛びついた。しっかりホテルの思惑に嵌まったわけだ。
3.11以降どうにも旅行気分にならず、どこにも行ってなかったなあと気づく。まあ、山口には三回も行ったけど…。

 友人とも当分旅行に行ってない。というわけで、いつもの友人Uに声をかけた。学生時代仲良しだった友Eちゃんを誘い、19日、20日と三人で行くことになった。このホテルは各地にあるがほとんどが駅から遠い。唯一、駅からそう離れていないのは、長浜だけ。日帰りでも行けるところではあるが、上げ膳据え膳で、ぼーっと過ごすのも旅行の楽しみ。近くてもいいやと長浜に決定した。

 旅行前日、Eちゃんから「主人が19日だけ車で案内しようかと言ってるけど、どう?」と電話があった。この方は滋賀出身の上、いろんなところをご存じで、下手なガイドよりよほど頼りになるのは先刻承知の私。このご主人というのは以前長岡京市を堪能させてもらったM君のことなのだ。願ったり叶ったりよ~。「よろしくお願いします」とちゃっかりお願いした。

 当日は、近江八幡駅で下車し、M君の車に乗り込むと近江八幡の資料をプリントアウトしたものがちゃんと三人分用意してあった。ここからは歩いたほうが良いというところで降ろしてくれ、その資料の中の地図を示しながら、「ここからここまで歩いたら、何々があって、ここを曲がって、堀端を通って、どこどこに行けばいい」と懇切丁寧に説明してくれた。しかし、「ふんふん」と返事をしながら、三人いれば誰かが覚えているだろうと、三人ともがなんとなく聞いている。それでも、長い距離ではないので、地図を頼りに歩き出す。古い街並みは風情があってなかなか良い。
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後で、M君に「見越しの松をちゃんと見たか?」と言われ、「気づかへんかった」と返事をしたか、この写真の奥に写っているのを今発見したcoldsweats01

「あだなくろべえ、みこしのまーつにやね」とUが言い、ほんとは、「粋な黒塀見越しの松にやで」と言いたかったが、こんな古い歌を詳しく知っていることをひけらかすのは得策ではないと判断した。

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日牟禮八幡宮前の「クラブハリエ」に入ってみたが、あまりの行列に即撤退。

 次に車で向かったのは彦根城。これまたM君がプリントアウトしてくれた彦根城を地図を見る。外堀内に彦根西中学校と、M君の出身校彦根東高校がある。何と素晴らしい環境ではないか。
「ひこにゃんと写真を撮りたい」というUの希望があったので、出向くと30分待ちshock 折角来たからと並びついに順番がきた~。と思えば、部屋の中に人数制限されて入り、ひこにゃんの登場を待つというシステム。
「ただいまより、四分間ひこにゃんのパフォーマンスがあります」と説明されて、始まったパフォーマンスは、何の音楽もかからず、無音の中、ひたすらひこにゃんは首を傾げたり、後ろ向きから振り返ってみたり、作り物のカツオを持って、ぴくぴくさせてみたり…。
出入り口を見ると、扉はしっかりと閉められているので途中で出られない。「これを四分見るのか…」私たち四人は失笑だったが、前の方の人は「うわぁ」「あはは」「可愛い」と言っている。サクラでもなさそうやなぁ。私たちにとって長い四分が過ぎ、扉が開くと同時に外に出た。一緒に写真を撮るなど飛んでもないことだった。恐るべし、ひこにゃん人気!

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改めて見ると可愛いことは可愛いねhappy01

 天守閣にも三十分ほど並んで登り、西の丸、玄宮園と回る。姫路城のおひざ元に住むUは「姫路城より広い。お堀も広くてきれい。さすが国宝や」と感心しきり。

この日のお天気は、午前中は晴天。午後から少しずつ曇り、台風が近づいているのを感じさせる生暖かい風が吹き始めていた。

「暑い~」「ひや~ちょっと涼しい」「あっつう」「ああ、風が気持ちいい」「むしむしする~」「ええ風やね」と何べん気温のことを言うねんと自分たちで突っこむ。これほど暑い涼しいを口にしたこともないのではなかろうか。それほど中途半端なお天気だったということ。
しかし、雨が降らないだけ御の字である。おまけにお車で案内してもらって、しっかり観光出来た。ホテルまで送ってもらい、M君には心より感謝してお別れ。ここから女三人の終わりを知らないおしゃべりが始まるのだった。
続きはまた後日。

2011年5月10日 (火)

濃い時間

 五月四日お昼過ぎに、山口から戻ってきた。(この山口行きに関しては、またいずれ書く、と思う) 
さて、ゴールデンウィーク最終日の五日は、何をしようか。あれこれ各地のイベントを探していると、『長岡京春の観光まつり』なるものが、五日までとなっている。長岡天満宮のキリシマツツジと、乙訓寺のボタンが見頃らしい。
 長岡京市には、友人夫妻が住んでいるというだけで、親しみがわく。「何時に出る?」「ま、起きてから、出かけられる時間に出よう」と、相も変わらず無計画な私たち。近いし、行くのは二か所だしと、軽ーい気持ちで出かけた。
 普通電車に乗り、一つ一つの駅に着くたび、「ここにはサークルの合宿で使ったお寺がある」とか、「ここは誰それの実家がある」とか、ビール工場を見ては「工場見学があるのかなぁ?」などと、遠足の子供よろしくずっとしゃべり続けていると、あっという間に長岡京駅に着いた。
 お昼前に長岡天満宮に到着。「友人夫婦に会えたらいいな」くらいの気持ちで、ご主人の方にメールをしてみる。すぐに返事がないので、「仕事かどこかに出かけてるんやろうね」と諦め、花を眺めつつうろうろしていると、目の前を横切ろうとする知った顔。「あっ、M君eye」 メールを見てきてくれたのだ。「お前らカメラ持ってきたんか?」「それが忘れてん」「しゃあないなぁ、ほら、そこに立て」と写真を撮ってくれようとする。普段、夫婦だけの時は、カメラに納まりたがらない夫が素直にツツジの前に立った時は、ちょっと可笑しかった。

Shukusho

M君の説明を受けながら、長岡天満宮を一周した。その後、「乙訓寺は有名やけど、もっとええとこがある 」と車で案内されたのが、楊谷寺(柳谷観音)。
ここは、眼病諸病にご利益があるらしい。
 空海が祈祷を施し、独鈷で深く掘り広げ、眼病平癒の霊水に成就したという湧水、『独鈷水』を飲んだ。この水はペットボトルに入れて持ち帰ることが出来るという。
本堂、眼力稲荷、奥ノ院など、次々と見ていく。なかなか見ごたえのあるお寺だ。
お茶所という休憩所には、山門や鐘楼などの彫刻の詳しい説明が掲示してあり、また、改めて彫刻を見ては感心する。今まで、神社仏閣を訪れても、彫刻などはしっかり見たことがない。今度から見るところが変わってきそう。
 このお寺は、紫陽花が美しいらしく、さすがにその頃はにぎわうようだが、こんなに見どころ満載なのに、普段は人が少ないところが、M君は気に入っているという。
 いやあ、予想外に良いところに連れて行ってもらったわぁと、満足していたが、M君はなおも光明寺なるところに車を走らせた。
ここは山門からの眺めが素晴らしい。木漏れ日と青もみじの感じがとても良い。紅葉の時期はそれはそれでよいのだろうけど、青もみじも美しいなと思った。
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 最後にM君は、牡丹も見に来たんやろから一応行くかい?みたいな感じで、乙訓寺まで案内してくれた。
牡丹は美しく、花の大きさに圧倒されたが、お寺としての魅力は前の二か所には遠く及ばない。彼があまり気が進まない様子だったのが、なんとなくわかった気がする。

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 観光ガイド顔負けのM君の案内が終了したので、前にM夫人にいただいたわらび餅を買いたいと、「みずは北川」という店に連れて行ってもらった。天皇陛下が長岡京市を訪問されたときに、この店の『天鼓』というお菓子を献上したらしく、それ以来、そのお菓子の名は『天鼓』から『天上天鼓』に変わったと、これまたM君に教えてもらった。じゃあ、話のタネにと『天上天鼓』も購入した。
感想は…。私の貧乏舌には、こういう高級な和菓子は合わないのかも知れませぬbleah
わらび餅は最高に美味しかった。
最後に駅まで送ってもらって、M君と別れた後、夫が何度も「実に濃い時間やったなぁ」と言っていた。確かに充実したという表現より、濃いという表現がぴったりくるような時間だった。「あいつ、休みの日はいつもあんな風に過ごしてるんかなぁ。すごいなぁ。人生を楽しんでるなぁ。」と感心しまくりのわが夫。差し詰め私たちは日頃薄い時間を過ごしているということになるのだろうか?
夫の携帯の万歩計は17000歩以上を示していた。疲れたぁ。でも、心地よい疲れだ。楽しかったぁ。これからは濃い時間を増やすようにしよう。
こういう友人の存在は大事にしたいものだと思った。