京乱噂鉤爪
京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)と読みます。歌舞伎です。
今年の初め、友にチケットを頂き、歌舞伎座の正月公演を見に行ったのを皮切りに
六月と七月は国立劇場での歌舞伎鑑賞教室に行きまして。
それまで、敷居が高いと感じていた歌舞伎が身近に感じられるようになりました。
前回の観賞教室の際、劇場にあったチラシの中で興味を持ったこの演目。
江戸川乱歩の「人間豹」を歌舞伎に取り入れようと松本幸四郎、市川染五郎
父子が原案、演出したものです。
ネットで予約する際、座席表を見ると、一番高い特別席は前方の真ん中の方。
その次の一等A席は非常に範囲が広く、特別席の両側、後ろ、二階も入ります。
で、よくよく見ると、特別席のすぐ隣が空いているのに気付きました。
前から三列目、それも花道寄り。こんなに前の席は初めてです。どきどきわくわく![]()
さて、乱歩の作品がどのように演じられていたかと言うと、時代は幕末。
明智小五郎は隠密同心になっておりました。演じるのは松本幸四郎。
そして、「人間豹」という半人半獣と大女のお店の娘の二役を染五郎が演じました。
正月公演のとき、お父さんの貫禄にはまだまだ遠く及ばないという印象を
受けましたが、今回の「人間豹」はかなり迫力がありました。
声の出し方や仕草が全く違う二つの役を見事に演じ分けていて、
さすがと思わずにはいられませんでした。
それにしても、小物の使い方から、舞台の上の余分なものの片付け方、
次の用意の素早さ、確かさ、黒子の動きはいつもながら素晴らしいです。
差されて倒れた娘がいつの間にか入れ替わっていて、あっという間に
「人間豹」として登場した時は驚きました。
この「人間豹」は時々ワイヤーを使い、空中を飛びます。舞台上だけでなく客席も。
頭の真上をくるくる回りながら移動した時は、首が痛くなりながらも目が離せませんでした。
さらにに花道近くだったので、役者の表情を間近に見ることが出来ました。
中村翫雀(昔の扇雀だと思う)の表情の演技が特によかったです。
地方に比べると、関東は圧倒的に本物を見る機会に恵まれています。
今のうちに本物に触れるため、貪欲に動きたいなとますます思いました。
帰りは、東京駅までさほど遠くもないので、歩くことにしました。
皇居のお堀端を歩いていると、後ろからジョギングをする人が追い抜いて行きます。
その人数の多いこと! 何かの大会でもあるのかと思うほどです。
お堀周辺の美しい緑、せっせと走る人々。その横を走る車。
草のにおいと、排気ガスのにおいが混じった空気。不思議なところです。
いや、不思議なのは場所ではなく、この時代かな?
夫がね、「テレビでよく映る警視庁やから写真を撮っとけ」と言うもんで撮りました![]()
皇居の二重橋。
この橋の名前が思い出せず、島倉千代子の『東京だよ、おっかさん』(これ若い人は絶対わからないね)を歌ってみるけど、肝心なところが出てきません。
「あれが○○橋、記念の写真を撮りましょう~ね
」
夫婦二人ともが思い出せないと言う、究極のぼけ状態![]()
幾ら思い出そうとすることが「アハ」とやらで、脳には良いと言うけれど、ちょっと情けなかったですよ。
その後、ちょいとすったもんだがありましたが、ここでは省略。
ブログでは良いことだけ書いておきましょう~ね![]()













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